Ver.1.9.18 (2017年12月2日リリース)から Ver.1.9.19 (2018年1月13日リリース)およびVer.1.9.19a(2018年1月17日リリース)への追加変更事項には以下のものがあります。

新機能・追加機能

18節点の二次要素プリズムの追加

従来の15節点を持った二次要素プリズムセルに加え18節点を持った二次要素プリズムセルをGmsh形式ファイルで入出力できるようになりました。

また、一次要素のプリズムセルのみから構成されたメッシュデータを18節点の二次要素プリズムセルに変換できるようになりました。

二次要素メッシュデータのCAD曲面への投影

EditメニューのProjectionを二次要素にも対応し、Convertメニューから追加した二次要素の境界面上の中間節点をCAD曲面上などに投影できるようになりました。

回転対称面の修正

回転対称面となっているはずの境界面同士で節点がずれていた場合について、これを修正する機能を追加しました。

入力出力可能なファイル形式の追加

COLLADA形式のファイルを入出力できるようになりました。

その他変更箇所

  • 二次要素を持った境界面の描画方式を変更し、その歪みを陰影で視覚化しました。

  • ボリュームセルが存在するデータに対し、Convert to Quadrilateralをしようとすると警告がでるようになりました。

  • Projectionの精度が向上しました。

  • qmcコマンドラインツールに--versionオプションを追加しました。

不具合修正

異常終了

以下のような状況で異常終了する問題を修正しました。

  • 任意多面体セルを含んだデータに対してSubdivideまたはExtrudeを実行した場合

意図しない動作の修正

以下のような問題のある動作を修正しました。

  • Reportメニューから統計データのダイアログを表示中にQuickMeshを終了しようとすると編集途中のデータの取り扱いに関するダイアログと競合し、操作が困難になる問題

  • Set High-Order Elementsで作成した高次要素データに対するステータスバーのセル数が誤って表示される問題

  • InspectionタブでSliceをNoneにしたとき、Shirinkできない問題

Ver 1.9.19aの変更点

  • Convertメニューの"1st to 2nd Order"から利用できる二次要素化機能で使用されるメモリの消費量を削減しました。

  • CFDShip-Iowa形式のファイルを出力できるようになりました。

Ver 1.9.19bの変更点

  • Editメニューの"Projection"から利用できる投影機能の精度が向上しました。

  • SaveやExportなどのファイル書き出し時に視点が変更される問題を修正しました。

  • Convertメニューの"Convert to Hexahedron"で変換されたメッシュの境界面が一部反転されている問題を修正しました。

  • Convertメニューの"1st to 2nd Order"から利用できる二次要素化機能で使用されるメモリの消費量を削減しました。

リンク

過去バージョン